法律図書館連絡会の概要

法律図書館連絡会について

  法律図書館連絡会(略称:法図連)は、図書館などの機関を会員とするゆるやかな連絡会議体です。会員館相互間の連携をはかり、法律分野の図書館技術の向上に役立てて、各会員館が法律図書館としての機能をより充実・発展させることを目的にしています。  
 平成22年6月現在、70館の加盟館のほか20人の賛助員を擁しています。年会費は徴収せず、総会等の際に徴収する参加費等によって会の活動を行っています。  
 相互連携のため、毎年秋季に総会を開催するのを通例としています。総会では、会の活動方針等を決めるほか、記念講演会や中級講座を催して会員館の職員の研鑽に協力するとともに、懇親の場を提供することで法律図書館員のネットワーク作りにも一役買っています。総会以外にも、法図連の中に置かれた定例研究会運営委員会が中心となって、法律図書館に初めて配属された職員を対象に初級講座を毎年夏に開講するほか、裁判所の法廷見学等を随時実施しています。  
 また、機関誌として『法図連通信』を年1回刊行するほか、加盟館の協力により『法律図書館ユーザーズ・マニュアル』(1993年初版、1995年2訂版、2000年全訂版、発売:丸善)や『法律図書館連絡会50年史』(2006年)などを刊行し、2007年には法律図書館員および利用者向けのDVD『わかりやすい法情報の調べ方』(発行:商事法務)を企画・監修しています。  
 会員となるには、法律図書館連絡会規約第5条の「会員」に関する規定を満たすことが必要で、@法律専門の図書館であるか、A図書館乃至実務的資料室であって相当の法律資料を所蔵すると同時に専任の職員を置くかのいずれかであることが求められます。また、機関会員以外に、会の活動に個人として参加することのできる賛助員の制度を設けています。
 会員、賛助員いずれについても、法図連の日常的な活動に責任を有する幹事会による入会審査を受けなければなりません。幹事会は、常任幹事館2館を含む東日本地区と西日本地区のそれぞれの会員館から選ばれた計13館の代表者で構成されており、年4回乃至5回の会合を開いて日常的な会の運営にあたっています。